「黒い布にチャコペンが全然見えない!」「線が引けないから裁断できない…」
そんな黒髪・黒服キャラのぬい作りで、挫折しかけていませんか?
私も同じように困った1人です😭
この記事では、実際に試して「これは使えた!」というペンや裏技をまとめました。
黒い布への線引きに悩んでいる方、ぜひ参考にしてください!
黒い布に描けるチャコペンは「ユニボール シグノ 太字 1.0mm ホワイト」
黒のソフトボアを裁断するための線を描くのに、まず思いつくのはチャコペン。
しかし、ソフトボアはまさかの黒地用のチャコペンを使っても、線がほとんど写らないんです😱
こちらが実際に黒いソフトボアの裏面に白ペンで描いてみた結果です👇

手芸用のチャコペンはほぼ描けなかった
まさか黒ソフトボアがそんなに手ごわい相手だとは知らなかったので、とりあえずオカダヤで適当に買ったMARVYの白チャコペン。


しかし…ほとんど色が写らない!!!
とはいえ、このチャコペンはどちらかというと優秀な方で、三重四重と重ね書きすれば線が残りました。

ただし、何度も重ね書きすると線が微妙にズレてしまうし、 何より面倒くさい!
このペン使えないじゃん!!と思って、評判の良いダイソーの白チャコペンも試したのですが…

ダイソーのペンはほとんど色が乗りませんでした😭
クローバーのアイロンチャコペンも太刀打ちできず
ネットでいろいろ調べたところ、クローバーのアイロンチャコペンの評価がめちゃくちゃ高い!
線が細めで発色も良いと評判で、このペンなら描けるのでは…!?と期待を込めて購入してみたのですが…


やっぱり描けない😭
というか、ソフトボアの生地にはほぼ色が乗りませんでした。

ソフトボア以外の生地にはとても描きやすかったですよ!
唯一ソフトボアに描けるのは「ユニボール シグノ 太字 1.0mm ホワイト」
もう…チャコペンで描くのは無理なのかな…
そう諦めていたとき!
ネット上で「黒い布にはユニボール シグノ 太字 1.0mm ホワイトを使っています!」という声いくつか発見!


頼む!書けてくれ!!とすがるような思いで購入してみたところ…
やっと、やっと…!ソフトボアに線を描くことができました😭💕

スーッと線を引くだけでそこそこ綺麗に線を描くことができますし、太さも1mmと細くはないけど許容範囲。
MARVYのチャコペンも重ね書きすれば発色しますが、面倒ですし何よりシグノの方が安い。
というわけで、黒髪&黒服用に黒のソフトボアを裁断するときは、シグノ白を使うことをオススメします!
他の筆記用ゲルインクボールペンは描けなかった
シグノが描けるなら、ほかのゲルインクボールペンでもソフトボアに描けるのでは!?と思ったのですが、なぜかシグノ以外のペンは描くことができませんでした。
すごい…すごいぜシグノ…
というわけで、黒いソフトボアに線を描きたいときは、シグノを使いましょう!
チョークタイプも意外といけた
今回私は消えづらさを重視していたので、ペンタイプのチャコペンを探していましたが…
多少消えやすくても問題ない、ということであれば、チョークタイプのチャコペンならソフトボア生地に描くことができました。

線を描くときに少し力が入りますが(スーッと引ける感じではない)、線も結構細いのでチョークタイプもなかなか良かったです。
刷毛部分を使えば線を消すこともできます。
使ったのはダイソーのチャコペンです。ピンクと白の2本入りで100円でした。

チャコペンで描けないときに使える!代用アイデア&裏技
マスキングテープの上から線を描く
個人的におすすめなのが、ソフトボアにマスキングテープを貼って、その上から線を描くという方法!

実はこの方法、
- 細い線が描きやすい
- 線が見やすい
- 生地に硬さが出るので、はさみはもちろんカッターでも切りやすくなる
といろいろメリットがあるんです。
特に、細かいパーツを切り出したいときは、裁断もしやすくなって一石二鳥。
大きいパーツを裁断する際は、マスキングテープを貼る部分が大きくなってしまって手間ですが、小さいパーツの時はあえて白シグノを用意ことなくきれいに裁断できるのでオススメです。
太めのマスキングテープをテーブルなどに貼って線を描く→剥がして布に貼りなおす、という方法だと線を綺麗に描きやすいです。

接着芯の上から線を描く
マスキングテープと同じ要領で、ソフトボアに接着芯を貼ってから線を描くという技もあります。
ただし、この場合は両面接着芯だと
ソフトボアに接着芯を貼る
↓
線を描く
↓
裁断する
↓
もう1面のソフトボアを貼り合わせる
↓
裁断済みのソフトボアに合わせて残りを裁断する
と、ちょっと使いづらさはあるので、基本的にはマスキングテープを使う方法がオススメです。
直線ならマスキングテープだけでもOK
直線を切りたい場合は、マスキングテープを貼って、マスキングテープの端に合わせてカットしていくだけでまっすぐな線を作ることができます。

直線だけで成り立っているパーツなら、マスキングテープだけで線を描くこともできます。(三角とか四角とか)
黒髪・黒い服以外でも使える推しぬい作りで役立った裏技
細かいパーツにはほつれ止め液を塗っておく
ソフトボアは、裁断すると必ず毛抜けが起きてしまう生地。
大きめのパーツならほとんど気にならないのですが、細かいパーツだと気抜けのせいで生地が剥げてしまうことも💦
そんな時は、裁断までにほつれ止め液を塗っておくことで、毛抜けを防ぐことができます。
また、多少生地が硬くなるので、裁断がしやすくなるというメリットも。
100円ショップでも売ってます。

細かいパーツは基本貼り付ける
布同士を貼り付けると、厚みが出たり接着剤が浸透して生地の風合いが変わったりしがちなので、なんとなく貼り付けることに抵抗がありませんか!?(私だけ?
ただし、ぬい作りにおいては、細かいパーツは貼り付けた方が結果綺麗に仕上がります。
どうしても厚みは出ますが、ソフトボアだとそこまで気にならないですし、手芸用ボンドなら浸透もほぼなし。
思ってる以上に綺麗に貼り付けることができますよ!
ちなみに、こういう切り替えも縫った方が綺麗にできそうに見えるのですが…縫うと縫いしろ部分が邪魔になってごわつくので、貼り付けた方が見栄えが良くなることが多いです。
細かいパーツへの刺繡は諦めて描くべし
ソフトボア時の細かなパーツへの細かな刺繍は、毛で隠れやすいので難しい!
そのため、特に初心者さんは、刺繡を諦めてペンで描くことをオススメします。
黒なら油性ペンでOK。
そのほかの色なら、染色ペンや筆記用のペンを使ってみてください。

それでもどうしても刺繍したいんだ!という場合は、かならず裁断前に刺繍枠を使って刺繍してくださいね!
ソフトボアの裁断後の刺繍はめちゃくちゃやりづらいです。
貼るタイプの刺繍シートは使わないのが無難
ソフトボアに刺繍する場合、貼り付けるタイプの刺繍シートを使うと、生地に粘着面が残りやすく生地の風合いが変わってしまうことがあります。
そんな時は、食器を洗う中性洗剤をつけて30分以上放置すると、粘着面が取れて元の生地の風合いに戻ります。
が、最初から貼るタイプではなく刺繍枠に挟むタイプの刺繍シートを使った方がラクなのでオススメです。
細かいパーツの色味調整はペンで塗る
ソフトボア生地は思っているほどカラバリがないため、「あー…微妙に色が違うんだよなあ…」となりがち。
そんな時は、パーツをペンで塗ってしまいましょう!
彩度や明度を上げるのは難しいですが、色を濃くしたりくすませたりしたい場合はペンでいけます。
私は水に濡らさないと誓って、マイルドライナーでのグレーでくすませています。

マイルドクールグレーはかなり控えめな発色なので、こちらのマイルドグレーの方がいいかも。

使ってよかった!推しぬい制作グッズまとめ
ぬい作りにおいて、これあってよかった~!という道具を紹介します。
チャコペン チャコパーアーチスト

ぬい作家のぴよぴっこさんが愛用されていると紹介していたチャコペン。
真似して買ってみたのですが、極細の線が引けてとても使い勝手がいいです。
薄い色のソフトボアなら問題なく描けます🙆♀️
お顔に直接書いて試したいときにも、線が細いので繊細な表現がしやすくて便利でした。
まあでもフリクションでもいいかな、とも思ったり…
刺繍はさみ クロバー(Clover) カットワークはさみ 115 サック付き

ぬい制作で意外と重要だなと感じているのが、小さめの刺繍用はさみ!
布を切る=裁ちばさみのイメージがあったのですが、推しぬい作成は細かいパーツの切り出しが多いので、裁ちばさみより刺繍用ばさみの方が圧倒的に使い勝手がいいです。
もちろん糸を切るのにも使えますし、ソフトボアの飛び出している毛を切りそろえるときにも便利。
はさみが違うだけで仕上がりがぜんっぜん違ってきますので、課金する価値のあるアイテムです。
仮止めクリップ
推しぬい作り初心者だったゆえに「これ本当にいるのかな…?まち針でよくない…?」とちょっと疑問だったのですが、あると便利でした!
熟練者はまち針の方が使いやすいシーンもあると思うのでが、初心者だと仮止めクリップの方が簡単に使えてラクでした。
100円ショップで買えるもので十分なので、持っておくことをオススメします。
針山(ピンクッション)
ずぼらすぎて、針を置いておきたいときは布に刺したりぬいに刺したり(ごめんな…)糸をつけたまま机に置いたりしたいたのですが…
やっぱり針山ある方がよかったです!
やっぱちゃんと刺しておかないと針なくすし、使うときにスッと取れるし。
当たり前に使っている方が大半だとは思いますが、私のようなタイプの方には針山の用意をオススメしたいです!
糸通し
糸通しがあるだけで作業効率爆上がりです!
刺繍針なら針穴大きめだから別に通せるし、とか思っていましたが、ちょっとした差し間違いで「糸もう1回通すのめんどいから妥協しようかな…」と思ってしまうところを、糸通し1つで「すぐ通せるからやり直そう!」と思うことができます。すごい。
古き良き昔のタイプがあるだけでもだいぶ便利ですが、頻繁に制作する場合は糸通しマシン的なやつを買ってしまった方がストレスフリーに制作できそうです。

黒い布にも描けるペンは?黒髪黒服キャラ推しぬい制作の裏技まとめ
以上、黒のソフトボアに線を描く方法と、推しぬい制作の裏技の紹介でした。
最後に参考にした作家さんを紹介します。
裁断やパーツ制作のテクニックは、たきゅーとさんの動画を参考にしました。
マステのガイドラインや、ほつれ止め液など、「そんな方法があるんだ!?」と驚くテクニックをたくさん紹介してくださっています。
推しぬい制作に使う道具は、ぴよぴっこさんを参考にしました。

「黒い布に線が描けない」に線が描けなかったときは、なぜ私の推しは黒髪黒服なのか???と推しのキャラデザを恨んだこともありました😇
この記事が、黒髪・黒服キャラの推しぬい制作で悩んでいる方のお役に立てたら嬉しいです💕
noteでは、実際に制作したぬいや白チャコペン比較一覧表(購入者限定)を載せています。
ご興味ありましたらこちらもぜひご覧ください👇

※基本的な内容は本記事と同様です。おまけ要素としてお楽しみいただけましたら幸いです💕